完全に賢さの頭角が現れてきた蟻の観察2日目

6時半、昨日の蚊に咬まれた痒みに耐えきられず眼が覚める。 蟻の巣を見ると、一番進んでいた右の穴がなぜか更地になっている。 見間違いかと思ったので、とりあえずもう一度寝る。 8時。 やはり右の穴が雪崩に遭ったように埋まっている。5センチぐらいは掘り…

小型犬より賢い気がする蟻の観察1日目

蟻は昔からの数少ないわりと好ましい虫で、いつかはじっくり観察してみたいと思っていた。 自分の身体より大きな虫の死骸を運んでたりするところとかポテンシャル高くてすごいし、その状態で壁とか登るしね。もはやスパイダーマン。 我が家には犬がいるけど…

自分が愉しいためだけに存在する他人

旅行から帰ってきたら信じられないぐらいに頬がもちもちになっていた。実感がないので認めたくないけど、たぶん太ったということなんだと思う。 自分の欲望を速やかに適切に満たすことに喜びを感じる人間なので、寝たいときに寝たいし食べたいときに食べたい…

愛がなくたって生きられるけど、愛がなければ人生はつまらない、みたいな風潮がわたしはまじで嫌いで、 人生において愛がなければそれ以外が満たされていても、結局はそれらを手にした人間には劣る、みたいな、そういうの。 基本的にはうっせばーかという姿…

べつにアルコールなくても楽しい、からが本番

飲みにいこうよ、ふたりで。 とか言われちゃうと、昼間のタピオカか水鉄砲、ないしは河原か商店街を散歩じゃだめなんですか……? という気持ちになる。 アルバイト先のぺかっとした笑顔が可愛い年下に誘われてから、もう2ヶ月ぐらい引き伸ばしてしまってる。 …

わかりあえないおっさんという生き物とわたし

就活のせいで、知恵熱が出た。 知恵熱というのか知らないけど、とにかく熱が出たというか、出てる。ばりばり現在進行形で出てる。あほみたいに出てる。 初の「ちゃんとした」面接のために、前の日の夜に上京し、姉の部屋に泊まってからというもの、ずっと具…

地獄のような飲み会と地獄のような男たち

久しぶりに地獄を見た。生き地獄。 今のバイト先での飲み会に初めて参加したんですが、本当に、現世の地獄でしかなかった。 同い年の人間がここまで情けなく振る舞えるのかという驚き、周りの笑いを取りたいがゆえにその場にいる恋人との付き合い方を意気揚…

どう考えても鬱にはならない側の人間

年明け早々、一週間と少しぶりの退屈なバイトが嫌すぎて行きの電車の中でえづいてしまって、込み上げる吐き気にさすがにこれはやばいなと思い、一ヶ月ほどやめていた煙草を買ってしまった。アイスブラストの5ミリ。 喉の冷えピタみたいで好きだ、と言うと、…

「誰かを大切にしたくてイカれそう」

朝起きたら、上記の文面のLINEが元恋人から届いてて、寝起きの頭でも反射的に、きもっ、となった。 元恋人は感受性が豊かすぎるが故に、一定の頻度でさみしさや停滞からトチ狂っては、定期的に気持ちの悪い連絡を寄越してくる。 とはいえ元恋人のこの現象に…

「かわいそうな女」が好きな男がもう無理

生い立ちや背景に簡単に同情できて哀れんで簡単に守ってやりたい助けてやりたいと安直的なことを言えてしまう男がわたしは嫌いだ。まじで嫌いだ。 でもそういう男ばかり寄ってくる。わたしにも非があるのはわかってる。 そういうのが好きな男は、そういうめ…

心の処女性とかいうパワーワード

ここ2週間ぐらいなんだかずっと体内に熱がこもっている感じで、知らず知らず発熱してんじゃねーかと思ってしまう。発酵? 平成最後の夏だかなんだか知らないけど、夏はいつだって一年で一番最高な季節なので、冬とか春に楽しみがある人間に、平成最後の夏を…