内定式で、よくない方の意味で鳥肌が立ったり、顔が年配のクレーマーを前にしたときのようにひきつったりした。ので、MPとかHPとかがかなり削られた気がする。

自分の好きな業界の内定式はきっとこんなナンセンスな出し物を披露したりしないんだろうなーと思ったりした。

 

 

そのときの自分の理想の状況に常に在りたいという欲望がなんだかんだ強いことが大学生活のなかでわかったので、結局遅かれ早かれ転職でもなんでもして、自分の就きたかった職業に就くような気がする。

つかそうしたい。やってもないことを想像で諦めるのって難しい。

めちゃハマったら案外ずっといるのかもしれないけど。まだ社会人にすらなってないくせに、この職場にも何年いられるんだろうなんてことをぼんやりと思ってしまう。

 

同期になる子たちはみんなぱっと見いい子で、単なる職場の同期としてまじで申し分のないぐらいにいい感じの人たちばかりだった。すなわち、全然食指が動かない人たちばかりだった。

人として、そんなに面倒じゃなさそうな悪気のなさそうな人たち。

 

 

隣の席の男の子が、新宿二丁目とそこにいる人たちに対して、「世界が違うしな」と言ったことがなんだか引っかかっている。

 

 

情に流されやすいので、面談時やその他諸々でお世話になった社員さんからのメッセージでぐっときて下手したら涙の一粒ぐらい落ちてたけど、こういうところがわたしは本当にちょろくて嫌になる。

 

 

先日も、なんの気負いもなくすらっと辞めた書店。プレゼントを貰って、改めて切なくなってしまった。

仕事をする場所、賃金をもらう場所なんて、少し後ろ髪引かれてちょっとだけ切なくなるぐらいで辞めるのが一番いい。と思ってるけど、どうなんですかね。

他人に中途半端に思い入れがあると、それがのちのち自分の判断への障害にもなったりするし、だったらぼちぼちの関係性のが合理的だと思うんだけど。

 

 

 

 

 

ハイヒールでアツい系のVTRを見させられる生産性のなさよ。適当に、懐かしいリゾートバイトでの思い出や、新しいバイト先のクラブにいる人のことを思い浮かべて気を紛らわせていた。

 

 

爪を好きな色に塗っただけで、特になにも変わっていない現状の自分をわりと好きになれるの、すごい。

こんな死んだタンパク質の塊のカラーリングが変わるだけで、明確に自分を好きになれるわたしを、すごいと思う。めでたい脳味噌。

 

 

 

自分の身体の一部を明確な意思で変えられる心地よさは他では代替できない快感で、

わたしはわたしの爪が一週間ごとにわたしの意思を反映させてきらきらしているのがかわいすぎるので、何度も何度も手元を愛でてしまう。

今は一番新しい色。かわいい。ギラギラにしつこく光ってるのでさらにかわいい。最高。

 

 

昔は深爪故に何度も恥ずかしい思いをしたので、そこから頑張って伸ばした分、思い入れが強いんだろうな。ただの死んでる細胞なんだけど。

 

 

欲望を1.5センチ程度の死骸に反映させるのって、なかなかファンキーでいいよね。

だけどアルバイト先によっては派手なネイルはしちゃ駄目、とかいうつまらない制約があって、それが理由のひとつになってバイト先をやめたこともある。

キッチンとかは制約があるのも当然だし、いいんだけどね、ただレジを打つ人の爪なんて派手な方が楽しいじゃんね。

 

だから女の人の爪を見るのって、好き。可愛い色の爪を見ると、褒めたいし、どこのメーカーのか訊きたくなる。もっとナチュラルに見知らぬ人を褒める文化が日本にもあればいいのに。

 

男の人の爪に関しては、長いと、あーあーあーあーという気持ちになるし、長らく独り身なのかなとかいう下衆な感想しか出ない。

逆に爪ないしは手が綺麗な人は、それだけで芸術的で、扇情的で、最高。

男の人って見られる性としての意識がない人が多いよね。