ナンパ師≒恋愛工学学んでて、学生時代あまり恋愛をしなかったがゆえに異性への認識がやや歪み、体験人数を増やすことに奔走している人たちという認識。

ようはあまりよく思ってないというか、なにしてんだろこの人たち、という思いしかない。

 

しかし、わたしはこのたび見つけてしまった、杉崎puaを。

「ナンパ師」と呼ぶことすらおこがましいような、それらを超越したような存在。本屋で、スーパーで、女たちの日常に現れて少しのユーモアと茶目っ気と心地のよい声を振り撒き、女たちが明確な意思を持ってカフェや居酒屋、ホテルに行きたいと思ってしまうような男。

かっぱえびせんウコンの力を巧みに使い、面白さに昇華させ、かわいいの言葉を使わずに、ものの30分で女たちをストレスのない笑顔にさせてしまう男。

プロすぎる。最高。

 

とはいえ、女たちの声色から察するに、おそらく彼はそれなりに見た目もいいはずで、その前提条件を無視した輩がどやどやとナンパ師デビューしたところで感はある。

される側からすれば、シンプルに怖いし不愉快なことしかない、ナンパなんて。

杉崎puaだって、失敗例をYouTubeに載せていないだけで、やはりそれなりに女たちを不愉快にさせてはいるはず。

でもその可能性も加味したうえで、その多彩な口八丁手八丁で口説かれてみてえ~進研ゼミで習ったところ!ってなりてえ~。

 

 

好きな女たち、それも自分の醜いところや人道に反しているようなところもまあぎりぎり笑ったり叱ったりしてくれるような女たちがいる、というのはある種の安寧に繋がる。ショートカットひとつで戻れるホーム画面的な。

ともすれば、好きな男がいるよりもだいぶありがたい。

 

 

会社でも同期とプライベートでわざわざ会ったりしてないのはたぶんわたしぐらいな気がするけど、毎回律儀に断ってたからだけど、それもこれも、すでに枠が埋まっているから、というところで落ち着くんだよな。

中途半端な感じなら代替なんて無理に決まってるし、そんなんならそいつらと会うからよ、という気持ち。

 

 

とはいえ新しい人間とも仲良くなりたいし遊んでみたいし話したりもしてみたい。

ただ、それをわざわざしたいと思える相手が今この瞬間いないというだけで。あ、うそ、ちょっともう少し話してみたいなっていう会社の人はいるけど。

成人式で久しぶりに会った同級生に、中学の頃から、いっつも他人事みたいな顔してたもんなー、と言われたとき、まじ?となったけど、まじだったのかもしれない。

中学はほんとパッと思いつくものもだいたいクソみたいな思い出しかないし。自我芽生えたのは高校からだしな。

 

 

他人に対しての感情が重ためというのもあるんだろうな。男だったとしても絶対ナンパ師に向いてないと思う、わたしは。